「暑い」以外の言葉が出てきません。毎日30℃超え、外を歩く気にもなりませんね。
こんにちは。王子機能材カンパニーメルマガ担当の中山蒼太と森口陽葵です。
真夏がやってきましたね。ちょっと外に出ただけでも汗が噴き出してしまいます。
タオル、ハンカチ、それにウエットティッシュは欠かせませんね。
今回は、ウエットティッシュなどに使われている名脇役「フラップラベル」を製造し
ている新タック化成株式会社にスポットを当ててみました。「フラップラベル」ってあ
まり馴染みのない言葉ですし、商品のラベル素材に注目されることはないんですが、
実は高度な品質が要求されるんです。
※新タック化成株式会社ホームページ
https://ma.imsys.jp/r/1734152?m=0000&c=00000000
(蒼太)ホントに毎日暑いね。身体が溶けそうだよ。
(陽葵)ハンカチはもちろん、ウエットティッシュも必須アイテムですよね。
(蒼太)以前はティッシュだけは持ってたけど、コロナ禍の頃からかなあ。いつの間
にかウエットティッシュも必ず持つようになってたよ。でも改めて考えてみ
ると、ウエットティッシュは文字通り濡れてるのに、何度も繰り返してラベ
ルを剥がしてもなかなか乾いてしまわないよね。
(陽葵)いいこと言ってくれました。
「フラップラベル」は、何度も再剥離に耐えて、さらにウエット成分を逃が
さないような気密性、保存性が要求されるんです。
(蒼太)フラップラベルって?
(陽葵)知らないんですか。じゃあ、今回は私からソウタさんに耳寄りな情報をプレ
ゼントしますね。
ウエットティッシュを取り出す部分にラベルがついてるでしょ。あのラベル
のことを「フラップラベル」って言うんです。何度も再剥離できて、しかも
内側の液体が蒸発しないような気密性、保存性も必要な技術レベルの高い重
要な名脇役なんですよ。
(蒼太)ヒナちゃん、くわしいんだね。
(陽葵)私だってそれなりに勉強してるんですよ。
(蒼太)恐れ入りました。じゃあ、今回はヒナちゃんに主役をゆずるよ。
(陽葵)一般的な「フラップラベル」は、気密性の高いPETなどのフィルムが表面基
材として使われ、粘着剤は繰り返し貼って剥がせるように特殊なものが使わ
れてるんです。
(蒼太)気密性と再剥離性は重要な要素だものね。
(陽葵)新タック化成の「フラップラベル」の特徴をあげると、
・剥がすことを繰り返してもジッピングや剥離音が殆どない
*ジッピング:ラベルを剥がすときの引っ掛かり
・湿熱劣化や長期保管による経時での粘着力上昇や糊残りがほとんどない
・剥離を繰り返しても粘着性の変化がほとんどない
などの特性を持っています。
(蒼太)確かに重要で、かつ必要な品質だね。
(陽葵)アルコール消毒が日常になってきたコロナ禍で、ウエットティッシュの需要
が高まってきたから、新タック化成の製品の中でもウエートが大きくなって
きたんです。
(蒼太)ラベルと言えば「新しい、チカラ」を掲げる新タック化成だね。
(陽葵)「フラップラベル」の需要が高まってきたのはうれしいことなんですけど、ラ
ベルの原料がPETなどのプラスチックですから、やっぱり環境問題を避けて
通れないんです。
(蒼太)そうだよな。再剥離性があって気密性も要求されるから、どうしてもプラス
チックフィルムが主流になるよね。
(陽葵)プラスチックをすぐにゼロにはできないけれど、少しでもプラスチックを削
減していこうと、新タック化成の開発陣が環境配慮型の「フラップラベル」
を開発したんです。
(蒼太)それが今回紹介する製品だね。
●環境配慮型フラップラベル用タックシリーズ:イプロス掲載ページ
https://ma.imsys.jp/r/1734147?m=0000&c=00000000
(陽葵)「フラップラベル」のメインになるフィルム基材にPETボトルリサイクル材を
高率配合したもの、また基材の大部分を紙に置き換えたものを開発しました。
(蒼太)PETボトルリサイクル材はわかるけど、紙だと水に弱くて耐久性や再剥離性
を保てないんじゃないの。
(陽葵)紙は、同じ王子グループの王子エフテックスが開発した撥水紙『OKレインガ
ード』にPETラミを施して、秘密の技術をちょっと加えて品質を保ってます。
(蒼太)出たね。秘密の技術。
製品紹介ページには3種類の製品が掲載されてるね。
(陽葵)そうです。それぞれ紹介しますね。
●撥水紙64g/PETフィルム
表面基材にPETラミした撥水紙を採用。撥水性、耐水性、強度があります。
識別マークの表示は「紙」の対象になります。
●再生PET#50 (透明)
表面基材にPETボトルリサイクル材を80%以上使用した透明フィルム。
●再生PET#50 白(発砲PET)
表面基材にPETボトルリサイクル材を25%以上使用した白色フィルム。
(蒼太)最近は、ウエットティッシュだけでなく、除菌シート、スポーツで使われる
制汗シート、鎮痛消炎剤などもフラップタイプのものが増えてきてるみたい
だね。
(陽葵)新タック化成の「フラップラベル」は、技術力はもちろんですけど、環境配
慮型製品の提供、さらに加えて、お客様のニーズに応じてカスタマイズ対応
できることも特徴ですから、さまざまなご要望にお応えできますね。
・表面基材:透明PET、白PET、紙、合成紙など
・粘着剤 :剥離性の強弱、剥離時のしなやかさ、特殊部分糊
・剥離紙 :種類、剥離性
(蒼太)小ロットでもカスタマイズ対応できるのが新タック化成の強みだよね。
(陽葵)今回取り上げた「環境配慮型フラップラベル」は、従来の環境対応取組から
生まれてきたタック紙『ハンディーエコタックシリーズ』の技術を応用して
開発された製品ですから、こちらの製品ページも是非ご覧ください。
●『ハンディーエコタックシリーズ』
機能材カンパニーホームページの共通製品ページ
https://ma.imsys.jp/r/1734144?m=0000&c=00000000
(蒼太)新タック化成の粘着技術、フィルム技術、それに王子グループの技術が合体
して生まれた製品だね。
(陽葵)もちろん、「フラップラベル」以外にもさまざまなラベルやシール、テープに
応用できますから、イプロスの製品情報ページも紹介しておきますね。
●貼って剥がせるフィルム原紙代替の脱プララベル原紙『EHL64白』
https://ma.imsys.jp/r/1734148?m=0000&c=00000000
●フィルム原紙代替の脱プラ(撥水紙)ラベル原紙『EHL64白』
https://ma.imsys.jp/r/1734149?m=0000&c=00000000
●減プラすることで環境に配慮したラベル原紙『RD ユポ♯80』
https://ma.imsys.jp/r/1734150?m=0000&c=00000000
(陽葵)今回紹介した「フラップラベル」って、もっともっと用途があると思うんで
すよね。
(蒼太)そうだね。包装や容器が簡易型に、そして環境配慮型に変わってきてるから、
新タック化成の特長である環境配慮型素材、カスタマイズ性をもっと知って
もらって、用途が拡がることを期待しようよ。
(陽葵)話は変わりますけど、前回のメルマガで紹介した「かつお純だし」を使って
肉じゃがを作ってあげましたよね。
(蒼太)うん、すごくおいしかったよ。
(陽葵)ソウタさん、忘れてませんよね。桃狩り、ビーフシチュー、ほうとう。
(蒼太)わかってるよ。ご案内させていただきます。
(陽葵)やったね。
(蒼太)また大きな出費が。
(陽葵)何か言いました。
(蒼太)いや何も。楽しみだね。ハハ。
今回は、新タック化成株式会社の環境配慮型「フラップラベル」を特集してきました。
長年培ってきた技術力は、脚光を浴びないけれどなくてはならない縁の下の力持ちと
して活かされています。これからも「新しい、チカラ」を磨き続けてくれることでし
ょう。
それではまた次回お会いしましょう。