桜前線が津軽海峡を越え、全国各地で春風が心地よい季節ですね。新年度も始まり、
皆さんそれぞれ新しいステージに進むスタートをきったことと思います。
こんにちは。王子機能材カンパニーメルマガ担当の中山蒼太と森口陽葵です。
今回は、日常生活に欠かせない「感熱紙」のトップメーカーである王子イメージング
メディア株式会社が開発した『耐アルコール感熱紙』の特集をお送りします。
※王子イメージングメディア株式会社ホームページ
https://ma.imsys.jp/r/1713465?m=74766&c=00000000
(陽葵)この前行ったお花見、桜が満開ですっごくきれいでしたね。
(蒼太)満開の桜も凄かったけど、それ以上に人の数が凄かったね。
(陽葵)コロナ禍の時は、もうこれから人混みの中での花見なんてないのかもと思っ
てましたけど、久しぶりにあれほどのお花見客を見ましたね。
(蒼太)それでもやっぱり変わったところは、マスクをしてる人が目についたこと、
それにどこのお店でもアルコール消毒が常識になってることかな。
(陽葵)たしかに、コロナウイルスにアルコール消毒が効果あることがわかってから、
マスクもそうですけど、アルコール消毒はもう習慣になっちゃいましたね。
(蒼太)アルコールで思い出したんだけど、王子イメージングメディアがアルコール
に触れても印字に影響しない『耐アルコール感熱紙』を開発したこと知って
る。
(陽葵)ソウタさん、無理矢理持っていきましたねえ。
(蒼太)ちょっとわざとらしかったかな。
(陽葵)そのことは私も知り合いから聞いたんですけど、多くの感熱紙はアルコール
がついたら、印字部が消えたり滲んだり、白紙部が発色したりしますよね。
(蒼太)感熱紙はアルコールに弱いものが多いみたいだけど、『耐アルコール感熱紙』
は文字通り、アルコールに耐えるんだよ。
(陽葵)普通に言ってますけど、それって凄いことですよね。
(蒼太)凄いよ。僕は以前、印刷用紙を扱ってたことがあるんだけど、紙と印刷にと
ってアルコールは天敵だったからなあ。アルコール耐性なんて、以前は考え
られなかったよ。
(陽葵)お店でもらったレシートをアルコール消毒した手で触ると、印字部分が滲ん
で消えたり、白紙部分まで発色したりしますよね。
(蒼太)大事に保存しておきたいコンサートチケットで試すと取り返しのつかないこ
とになるかもしれないから気をつけた方がいいよ。
(陽葵)そんなのわかってますよ。
アルコール耐性試験結果がホームページに掲載されてますから、『耐アルコ
ール感熱紙』と従来製品の比較でいかに影響を受けないか、ぜひ確認してみ
てくださいね。
もしご要望がありましたら、サンプルもご用意していますから、是非ご連絡
くださいね。
●『耐アルコール感熱紙』:ニュースリリース
https://ma.imsys.jp/r/1713464?m=74766&c=00000000
●『耐アルコール感熱紙』:ホームページ製品紹介ページ
https://ma.imsys.jp/r/1713463?m=74766&c=00000000
(蒼太)感熱紙の用途が拡大しているから、「耐アルコール性」の実現を目指して以前
から開発を進めてたらしいんだけど、コロナ禍でアルコール消毒が当たり前
になって、より要望が高くなったみたいだよ。
(陽葵)おそらく消費者の皆さんも印字された紙がアルコールに弱いっていうのは常
識と思ってるでしょうから、使ってるうちに徐々に凄さに気づいていくんで
しょうね。
(蒼太)こんな凄い発明が、気づかないうちにさりげなく施されてるのが良いところ
だね。
(陽葵)ところで、「耐アルコール」って謳ってますけど、根拠はあるんですか。
(蒼太)いい質問だね。お待たせしました、恒例のトリビアコーナーです。
薬剤耐性試験ではいろいろな試験をやっていて、印字したものに各種薬品を
噴霧したり、どぶ漬けにしたりして、印字濃度の測定や、バーコードの評価
を行うんだ。たとえば、バーコードの評価では、印字の太り・細り、コント
ラスト、抜けなどいろいろな項目をチェックするんだ。今回開発された『耐
アルコール感熱紙』の場合は、エタノールやIPAなどのアルコールはもちろ
ん、普段では評価しないアセトン、トルエン、潤滑剤、各種シンナーなどの
評価も実施し、性能向上を確認しているよ。
(陽葵)じゃあ、安心ですね。
感熱紙って、スーパーやコンビニなどで商品の値札やラベル、レシート、チ
ケットなどに使われるのが主流ですけど、最近では医療の現場でも活躍して
ますよね。
(蒼太)今回開発した『耐アルコール感熱紙』は、いろんな薬剤への耐久性に特化し
て開発された製品で、もちろん耐熱性や耐可塑剤性などの保存性も高いから
これまで熱転写用紙が使用されていた医療用の検体管ラベルや耐溶剤ラベル
などの用途での利用拡大も期待できるね。
(陽葵)医療現場で、もし患者さんのデータが消えたりしたら大変だから、この発明
は命を守る発明でもありますよね。
(蒼太)感熱紙は、僕たちの普段の生活に当たり前に溶け込んでるんだけど、その裏
では用途に応じたいろいろな技術が開発されて進化してきてるんだね。
(陽葵)今回の『耐アルコール感熱紙』以外にも感熱紙の分野でいろいろな開発製品
がありますから、イプロスに掲載されてる王子イメージングメディアの製品
群を紹介しますね。
●薬剤耐久性に優れた「耐アルコール感熱紙」:イプロス紹介ページ
https://ma.imsys.jp/r/1713468?m=74766&c=00000000
●各種製品群:王子イメージングメディアのイプロス特設ページ
https://ma.imsys.jp/r/1713469?m=74766&c=00000000
(蒼太)今回特集した『耐アルコール感熱紙』の開発だけど、この技術が医療分野、
それに他の用途にも応用されて拡がっていくことを予感するね。
(陽葵)来週、会社の定期検診があるんですけど、検体に使われてるラベルが気にな
っちゃうかも。
(蒼太)僕は、検診前日に我慢するお酒の方が気になるけどね。
今回は、王子イメージングメディアが開発した『耐アルコール感熱紙』の特集をお送
りしました。
最近、コロナウイルスの報道はほぼありませんが、国内外への旅行や、来日観光客の
増加など、さまざまな感染予防も含めてアルコール消毒は大事ですから、皆さんもお
気をつけください。
それではまた次回お会いしましょう。