「王子機能材カンパニーメルマガ 第25号」
~~~ 水解性不織布『テクセルシリーズ』のご紹介 ~~~
そろそろ2月も終わり、周りは少しずつ春めいてきましたね。
こんにちは。王子機能材カンパニーメルマガ担当の中山蒼太と森口陽葵です。
今回は、様々な機能性素材、環境対応素材を次々と開発している王子エフテックス株
式会社を紹介いたしますが、その中で今もっとも注目されている水解性不織布『テク
セルシリーズ』の特集をお届けいたします。
※王子エフテックス ホームページ
https://ma.imsys.jp/r/1594633?m=64206&c=15590261
(陽葵)今年の冬は厳しい寒さの日が多かったですけど、少しずつ暖かい日が増えて
きましたね。
(蒼太)暖かくなってきたのはいいんだけど、同時にそろそろ花粉が舞う季節になっ
てきたから、花粉症の対策もはじめたよ。
(陽葵)今年の花粉は飛散量が多いみたいですから、万全の対策が必要ですね。
(蒼太)もちろんティッシュは王子ネピアの『鼻セレブ』だけど、それだけじゃ足り
なくてウエットティッシュも肌身離さず持ってるよ。
でも、ウエットティッシュって、捨てる時にちょっと悩むんだよね。
(陽葵)なんでですか。可燃ごみ(燃えるゴミ)ですよね。
(蒼太)そうなんだけど、ウエットティッシュの多くは、ほぼ化学繊維(プラスチッ
ク)でできてるからね。トリビアだけど、2021年11月にイギリス議会で「プ
ラスチックを使用したウエットティッシュの販売禁止を求める法案」が提案
されたんだ。ウエットティッシュが海洋プラスチックゴミの原因のひとつに
考えられてるんだよ。
(陽葵)おそらく使ってる人達もティッシュの延長みたいに考えてて、あまり「プラ
スチックゴミ」って意識していないですよね。
でも私が使ってるウエットティッシュは、王子エフテックスの『テクセルフ
ラッシュ』だから大丈夫です。
(蒼太)確かに、王子エフテックスの『テクセルフラッシュ』なら天然素材100%で、
水にほぐれやすくて、土にも還る素材だから心配ないし、素材からくる肌触
りの良さも評価されてるよね。
(陽葵)最近『テクセルフラッシュ』を進化させた3つの新しい製品をラインナップ
してさらに注目度が上がっていますから、今回は水解性不織布『テクセルシ
リーズ』を特集しましょうよ。
(蒼太)いいね。環境にやさしく、その肌触りの良さから身体にもやさしく、かつウ
エットティッシュとしての品質も高い『テクセルシリーズ』でいこう。
(蒼太)読者の皆様、前置きが長くなりましたが、時代のニーズにマッチした『テク
セルシリーズ』の世界にしばらくおつき合い願います。
(陽葵)じゃあまず、シリーズ第一弾の『テクセルフラッシュ』のお話から。
※『テクセルフラッシュ』:王子エフテックスホームページの紹介ページ
https://ma.imsys.jp/r/1594631?m=64206&c=15590261
(蒼太)『テクセルフラッシュ』は、パルプとレーヨンを抄紙し、スパンレースで繊維
を組み合わせた不織布ですから、ふんわりとした風合いを保ちながら、水に
濡れても破れない丈夫さを持っています。それなのに、水流の中では繊維の
絡みがほぐれてトイレにも流せるという特徴も持っています。
(陽葵)「トイレットペーパーはトイレに流せるけど強度が弱い」、逆に「強度が強い
レーヨンスパンレースは水でほぐれないからトイレに流せない」っていうそ
れぞれ相反する長所短所がありますが、『テクセルフラッシュ』は強度もあり
ながらトイレにも流せるっていう、両立が難しい品質特性を同時に解決した
点が画期的ですね。
(蒼太)日本清浄紙綿類工業会「トイレに流せる不織布製品の自主基準」(EDANA)
に合格しているので、おしり拭きなどに実績があります。
*EDANA:European Disposables And Nonwovens Association
(陽葵)トイレに流せる『テクセルフラッシュ』があれば、プラスチックゴミ問題も
解決ですね。
(蒼太)『テクセルフラッシュ』の良いところを紹介して、環境負荷軽減への貢献度が
高いことは間違いないんですが、皆さんがご使用する際、ご注意いただきた
いこともありますので、あえてここで話させていただきます。
(陽葵)何か都合が悪いことでもあるんですか。
(蒼太)そうじゃなくて程度問題の話で、他社製品も含めて、トイレに流せることを
謳ったウエットティッシュの説明文には必ず「流す時は1~2枚程度で流し
てください」と書かれています。SNSで「トイレでおしり拭きが大量に流さ
れて詰まった」なんていう記事も見かけますし、「トイレに流せる」イコール
「いくらでも流せる」とはなりません。ですが、注意点さえ守れば、画期的
な開発品であることは改めてお伝えしておきます。
(陽葵)確かに、水にすぐ溶けるトイレットペーパーでも、大量に流せば詰まること
がありますものね。せっかくの開発品がちゃんと評価されるためには、使い
方を理解していただくことも大事なことですね。
(蒼太)話を戻して、ここからは最近ラインナップした3製品『Newテクセルフラッ
シュ』、『テクセルふわっと』、『テクセルF3』を紹介します。
※『テクセルシリーズ』:イプロス製品紹介ページ
https://ma.imsys.jp/r/1594625?m=64206&c=15590261
(*紹介動画も添付されていますので、是非ご覧ください。)
●Newテクセルフラッシュ
・従来と同じ厚みで、軽くなりました。さらにやさしい手触りになりました。
・EDANAの基準を満たしています。
・トイレに流せる赤ちゃん用おしり拭きなどで採用されています。
●テクセルふわっと
・テクセルフラッシュをベースに原料配合・製造工程を見直し、これまでにな
い、やわらかく、しなやかな不織布を実現しました。
・各種ウエットティッシュなどにお使いいただけます。
●テクセルF3
・ウエットティッシュとして十分な強度、トイレットペーパーと同じレベルの
水流の中で繊維分散する性能を両立しました。
・トイレットペーパーJIS規格(JIS P4501)の「ほぐれやすさ」に関する厳し
い品質基準を満たしています。
・トイレに流せるおしり拭き、アルコール除菌ウエットティッシュ、トイレク
リーナーなどにお使いいただけます。
(陽葵)カタログに品質詳細データが掲載されていますので、紹介しておきますね。
※『テクセルシリーズ』:イプロスカタログ紹介ページ
https://ma.imsys.jp/r/1594626?m=64206&c=15590261
(蒼太)僕の妹に最近2人目の子供が産まれて、まさに今紹介してる赤ちゃん用おし
り拭きを使ってる。1人目の時にはトイレに流せなかったから、外出の時な
ど処理に苦労したらしいけど、今はそのままトイレに流せるから凄く楽にな
ったって言ってる。
(陽葵)私にはまだ将来の話ですけど、その時まで『テクセルシリーズ』のこと覚え
ておきます。
(蒼太)ここまで話してきて、今さらな話を2つ目のトリビアとして紹介するね。
「ウエットティッシュ」は、お堅いこと言うと、「ウエットワイパー類」に分
類され、その中の一つに「ウエットティッシュ」っていう分類があるんだ。
「化粧品」に分類される『赤ちゃん用おしりふき』や『化粧用ウエットティ
ッシュ』、「雑貨品」に分類される『除菌用ウエットティッシュ』や『汎用ウ
エットティッシュ』に分かれるらしい。
「薬機法」によって、それぞれに分類が異なるけど、皮膚の弱い赤ちゃん用
は規格も厳しいらしいよ。
*薬機法:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関す
る法律(以前は「薬事法」と呼ばれていました)
(陽葵)『テクセルシリーズ』は、赤ちゃん用おしり拭きにも使用してもらってますか
ら、品質的にも認められている証拠ですね。
(蒼太)だから、これまでトイレに流せなかったウエットティッシュや赤ちゃんのお
しり拭きを始め、介護用からだ拭き、ペット用トイレ、各種クロスなど様々
な用途に使える製品なんだ。
(陽葵)使い勝手は良かったけれど、化学繊維が主成分のためにプラスチックゴミ問
題を抱えていたウエットティッシュの世界に、「強度があって」・「水に流せる」
ウエット不織布である『テクセルシリーズ』の登場で、他にもいろいろな用
途への可能性が考えられますね。
(蒼太)読者の皆様からも「こんなものに使えないか」、「こんな仕様のウエット不織
布できないか」など、何でも構いませんので是非ご意見をお聞かせください。
(陽葵)私たちと一緒にプラスチックゴミ問題や環境問題に取り組みましょう。
(蒼太)今回は、『テクセルシリーズ』を特集してきましたが、王子エフテックスには
他にも環境配慮型製品がたくさんありますので、一部紹介させてください。
●サステナブルパッケージ『シルビオシリーズ』
https://ma.imsys.jp/r/1594623?m=64206&c=15590261
●バイオマスプラスチック配合OPPフィルム『アルファンG』
https://ma.imsys.jp/r/1594624?m=64206&c=15590261
●生分解性プラスチック使用セルロース複合材『リソイルグリーン』
https://ma.imsys.jp/r/1594632?m=64206&c=15590261
(陽葵)すでにお馴染みの製品かも知れませんが、この他にも最近開発された、また
開発中の各種環境対応製品がありますので、何でもお気軽にご相談ください。
(蒼太)今回は王子エフテックス株式会社の水解性不織布『テクセルシリーズ』を特
集いたしました。
それではまた次回お会いしましょう。